【主な企業一覧】随意契約の備蓄米はどこで買える?販売価格や時期まとめ

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災害時の備えや食料の安定供給を支える備蓄米に注目が集まっています。

農林水産省では、安定的に備蓄米を流通させるため、特定の企業や事業所と随意契約を結び、その活用を推進しています。

備蓄米の随意契約は、流通力や販売実績のある企業や事業所を対象に行われており、日常的に利用される企業が名を連ねています。

この記事では、備蓄米の随意契約を結ぶ主な企業について一覧でわかりやすくご紹介します。

備蓄米がどこで買えるのか?「販売場所」「販売価格」「販売時期」「購入制限」などまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。

備蓄米の随意契約【主な企業一覧】

備蓄米の随意契約に基づく販売は、全国の主要企業で順次スタートしています。

そこで備蓄米はどこで買えるのか?販売価格や販売時期などまとめました。

主な企業一覧

企業名販売場所価格(税込)販売時期購入制限
イオン商品調達株式会社全国のイオン各店舗(例:品川シーサイド、幕張新都心など)5kg 税込2,138円(税抜1,980円)6月1日〜順次全国展開1家族・1グループ1袋まで
イトーヨーカ堂全国のイトーヨーカドー・ヨークフーズ(197店舗)、ネット通販5kg 税込2,160円(税抜2,000円)5月31日(大森店)、6月1日〜全国展開(中京・関西は順次)1家族・1グループ1袋まで
ライフコーポレーション首都圏・関西圏を中心としたライフ約300店舗5kg 税込2,160円程度(税抜2,000円)6月上旬〜順次展開多くの店舗で1家族・1グループ1袋まで
ドン・キホーテ(PPIH)全国のドンキ・MEGAドンキ・アピタ等5kg 税込2,139円程度(税抜1,980円)6月1日(首都圏)、6月4日〜主要店舗、6月9日〜全国展開majica会員限定・1人週1袋まで
コストコ全国のコストコ各倉庫店5kg 税込2,100円程度(想定)6月上旬〜順次展開1家族1袋までの見込み
楽天グループ楽天市場(楽天24など)5kg 税込2,138円2,138円(送料込み※条件あり)5月29日〜順次発送・予約販売数量限定・在庫状況で変動
アイリスオーヤマアイリスプラザ(通販)、千葉・宮城の一部実店舗5kg 税込2,160円(通販は送料別)店舗:5月31日〜、通販:6月2日〜(予約:5月29日〜)通販:一人1点月1回、店舗:1人1袋
アマゾンジャパン合同会社Amazon.co.jp(公式通販)未公表5kg 税込2,100円前後(推定)6月上旬〜順次販売開始(推定)未公表(1人1袋程度と推定)
ベイシアベイシア各店舗(関東・東海・北陸ほか)約2,160円前後6月上旬〜順次販売開始予定1家族・1グループ1袋まで(見込み)
サンドラッグサンドラッググループ店舗、オンラインストア5kg 税込2,160円(税抜2,000円)5月末以降〜順次開始未公表(1家族1袋までの見込み)
オーケー株式会社6月6日〜オーケーみなとみらい店、以後他店展開会員現金:税込2,055円、非会員・カード:税込2,117円6月6日〜順次拡大1家族・1グループ1日1袋まで
ヤオコーヤオコー全店舗(ネット販売なし)5kg 税抜2,000円前後6月上旬〜順次販売開始未公表(1家族1袋の見込み)
バローホールディングス「バロー」各店舗および系列ドラッグストア5kg 税込2,160円前後6月上旬〜順次販売開始1家族・1グループ1袋まで(見込み)
コープこうべ兵庫県内のコープこうべ各店舗約2,160円前後(例:我が家のお米5kg 3,974円もあり)6月上旬〜順次販売未公表(1家族1袋までの見込み)
コープデリ生活協同組合連合会コープデリ宅配のみ(抽選販売)5kg税込2,160円前後2025年春~7月初旬まで週ごとに案内抽選販売・1回の申込で1袋まで
生活協同組合コープさっぽろ北海道内の全店舗(約108)/宅配「トドック」5kg税込2,000円台で調整中店頭:2025年6月下旬~/宅配:7月初旬~未定(1家族1袋までの可能性)

このように、備蓄米の随意契約「主な企業一覧」は多岐に渡り購入しやすい環境が整っているのが特徴です。

次に各企業、事業所についてどこで買えるのか?など「販売場所」「販売価格」「販売時期」「購入制限」についてまとめてみました。

参考にしていただければ幸いです。

■イオン商品調達株式会社(イオン)

  • 販売場所:全国のイオン各店舗
    ※6月1日より「イオンスタイル品川シーサイド」で先行販売、6月2日から幕張新都心(千葉)、熱田店(愛知)、大阪ドームシティ店へ拡大
  • 販売価格:5kg 税込2,138円(税抜1,980円)
  • 販売時期:2025年6月1日~順次展開
  • 購入制限:1家族・1グループにつき1袋まで
  • 補足:無地袋+「国産備蓄米」シール表示、初回は数千袋用意され行列も発生

■イトーヨーカ堂(セブン&アイHD)

  • 販売場所:全国のイトーヨーカドー・ヨークフーズなど全197店舗(中京・関西は流通体制整い次第)
    ※ネット通販(イトーヨーカドーネット通販)でも5月31日より予約販売開始
  • 販売価格:5kg 税込2,160円(税抜2,000円)
  • 販売時期:5月31日イトーヨーカドー大森店(先行)、6月1日以降順次展開
  • 購入制限:1家族・1グループにつき1袋まで
  • ネット通販:予約受付中、6月15日以降発送予定

■ライフコーポレーション

  • 販売場所:全国のライフ各店舗(首都圏・関西圏を中心に約300店舗)
  • 販売価格:5kg 税込2,160円程度(税抜2,000円)
  • 販売時期:6月上旬から順次開始
  • 購入制限:多くの店舗で1家族・1グループにつき1袋まで
  • 補足:地域や店舗で開始日が異なる可能性

■ドン・キホーテ(PPIHグループ)

  • 販売場所:全国のドン・キホーテ、MEGAドンキ、アピタ等
    ※6月1日から首都圏店舗(例:MEGAドンキ大森山王店)で先行、6月9日以降全国へ拡大予定
  • 販売拡大:6月9日以降 全国に順次拡大
  • 販売価格:5kg 税込2,139円(税抜1,980円)
  • 販売時期:2025年6月1日~順次拡大
  • 購入制限:majicaアプリ会員限定・1人週1袋まで
  • 補足:majicaアプリで購入クーポン「備蓄米ご購入券」提示必須。転売防止策を強化

■コストコホールセールジャパン

  • 販売場所:全国のコストコ各倉庫店
  • 販売価格:5kg 税込2,100円前後(想定)
  • 販売時期:6月上旬から順次
  • 購入制限:1家族1袋までの制限の可能性高
  • 補足:他ブランド米(例:栃木産コシヒカリ)より安価

■楽天グループ株式会社

  • 販売場所:楽天直営オンライン店舗
    • 楽天24(通常販売)
    • Rakutenグルメ館(予約販売)
    • 楽天マート(ネットスーパー)
  • 販売価格:5kg 税込2,138円(送料込み ※条件あり)
  • 販売時期:2025年5月29日午後より順次開始
  • 購入制限:数量限定。在庫や予約上限に達し次第一時停止あり
  • 補足:楽天24・グルメ館は送料込み/楽天マートは3,500円以上で送料無料

■アイリスアグリイノベーション(アイリスオーヤマ)

  • 販売場所
    • 公式通販サイト「アイリスプラザ」
    • グループ実店舗(例:ダイシン幸町、ユニディ川崎・松戸など)
  • 販売価格:5kg 税込2,160円(通販は送料別途)
  • 販売時期
    • 5月31日:千葉・宮城の一部店舗で先行販売
    • 6月2日:通販本格販売(予約は5月29日から)
  • 購入制限
    • 通販:1人1点、月1回まで
    • 店舗:1人1袋まで
  • 補足:商品名「和の輝き」、政府備蓄米使用。パッケージに「政府備蓄米」シール付き

■アマゾンジャパン合同会社

  • 販売場所:Amazon.co.jp(アマゾン公式通販サイト)
  • 販売価格:未公表(5kgあたり税込約2,100円と推定)
  • 販売時期:未発表(2025年6月上旬から販売開始の可能性あり)
  • 購入制限:未公表(1人1袋までなどの制限が設けられる可能性)

■ベイシア

  • 販売場所:ベイシア各店舗(関東・東海・甲信越・北陸など)
  • 販売価格:税込約2,160円(税抜2,000円前後)
  • 販売時期:2025年6月上旬以降、順次開始
  • 購入制限:1家族(または1グループ)につき1袋までの可能性

■サンドラッググループ

  • 販売場所
    • サンドラッグ・ダイレックス・ドラッグトップス・macの米取り扱い店舗
    • サンドラッグのオンラインストア
  • 販売価格:5kg 税込2,160円(税抜2,000円)
  • 販売時期:2025年5月末以降、順次販売開始
  • 購入制限:未発表(1家族1袋などの制限が想定される)

■オーケー株式会社

  • 販売場所:みなとみらい店(2025年6月6日から)→順次他店舗へ拡大
  • 販売価格
    • 会員現金払い:税込2,055円(税抜1,903円)
    • 非会員・カード払い:税込2,117円(税抜1,960円)
  • 販売時期:2025年6月6日より開始
  • 購入制限:1家族(または1グループ)につき1日1袋まで

■ヤオコー

  • 販売場所:ヤオコー全店舗(ネット販売なし)
  • 販売価格:5kg 税抜2,000円前後
  • 販売時期:2025年6月上旬から順次販売
  • 購入制限:未発表(1家族1袋などの可能性)

■バローホールディングス

  • 販売場所
    • スーパーマーケット「バロー」各店
    • 系列ドラッグストアでも取扱予定
  • 販売価格:5kg税込約2,160円前後
  • 販売時期:2025年6月上旬より順次販売開始
  • 購入制限:1家族(または1グループ)1袋までの可能性

■コープこうべ

  • 販売場所:兵庫県内のコープこうべ各店舗
  • 販売価格:5kg税込2,160円前後
  • 販売時期:2025年6月上旬から順次(6月下旬開始の報道もあり)
  • 購入制限:未発表(1家族1袋までの見込み)

■コープデリ生活協同組合連合会

  • 販売場所:コープデリ宅配(組合員向け・抽選方式)
  • 販売価格:5kg 税込2,160円前後
  • 販売時期:2025年春~7月初旬まで、毎週抽選販売
  • 購入制限:抽選・1回1袋までの数量制限あり

■生活協同組合コープさっぽろ(※一部情報不完全)

  • 販売場所:北海道内の全店舗(約108店)、宅配サービス「トドック」でも予定
  • 販売価格:5kgで税込2,000円台(調整中)
  • 販売時期:不明(6月上旬以降の可能性あり)
  • 購入制限:不明(他社同様の制限が設けられる可能性)

初めての方も、各社の販売形態を参考にスムーズに入手できますように。

随意契約とは?

随意契約とは、発注者(この場合は政府)が価格やその他の条件を踏まえて、契約先を任意に選んで個別に契約を結ぶ方式です。

競争入札のように複数の業者から見積もりを取るのではなく、条件に合った企業と個別に話し合って契約できるため、柔軟でスピーディな対応が可能になります。

政府はコメ不足や価格高騰といった緊急時に対応するため、2025年5月から、備蓄米の売り渡し方法を「競争入札」から「随意契約」に変更しました。

こうした状況において効率と即応性が重視され、備蓄米の随意契約「企業一覧」に注目が集まっています。

競争入札との比較

随意契約は、競争入札に比べて価格の安定と流通の迅速化が可能なため、備蓄米の販売方法として注目されています。

これまで政府の備蓄米放出は競争入札方式でしたが、課題が多く見直しが進められました。

競争入札と随意契約の特徴を比較

比較項目競争入札の特徴随意契約の特徴
契約の流れ複数の業者が価格を提示し、条件に合う業者が落札政府が価格や条件を事前に決め、特定業者と契約
価格の動き価格が高止まりしやすい安定した価格で供給しやすい
消費者への影響商品価格が上昇する可能性がある消費者価格の抑制が期待できる
流通・供給スピード契約までに時間がかかる供給までの時間を短縮できる

備蓄米の随意契約「企業一覧」には、こうした方式の利点を活かし安定供給を担う企業が含まれています。

備蓄米とは?

備蓄米とは、食料供給の安定を目的に政府が保管しているお米のことです。

災害や不作、輸入停滞などに備えて、計画的に買い入れ・入れ替えが行われています。

1993年の冷夏による米不足を教訓に、1995年から本格的に制度が始まりました。

備蓄米の随意契約「企業一覧」の注目が集まる背景には、こうした制度の重要性があります。

  • 主食の安定供給が目的
  • 約100万トンを備蓄
  • 3~5年で入れ替え、古米は給食や災害支援などに活用

備蓄米の種類

備蓄米には、前年産や2年前産の古米・古々米が中心に含まれており、全国各地の40種以上もの多様な品種が対象となっています。

備蓄米の保存期間は?

備蓄米として提供されるお米は、原則として「収穫から3年~5年以内」のものが対象です。

品種や品質は政府の厳格な管理のもとに分類され、幅広い需要に応える体制が整えられています。

  • 主な品種と産地
    はえぬき(山形県産)2万トン超で最多
    こしいぶき(新潟県産)2万トン超
    まっしぐら(青森県産)2万トン規模
    ひとめぼれ(宮城県産)1万トン超
    あきたこまち(秋田県産)1万トン規模
  • 年産構成
    2025年春の放出では、2024年産米が約3分の2、2023年産米が約3分の1を占めていました。
  • 販売形態
    「複数原料米(国内産)」としてブレンド販売されることも多いですが、単一銘柄で販売される場合もあります。

随意契約の企業一覧において提供される備蓄米の存在は、消費者への安心供給を支える大きな役割を果たしています。

まとめ

備蓄米の随意契約「主な企業一覧」には、日常的に利用される流通大手や小売業者が多く含まれており、安定した食料供給体制の一端を担っています。

随意契約は、国の備蓄米を確実に流通・販売できる体制を構築するための重要な制度です。

イオンやイトーヨーカ堂、楽天、アマゾンなど、多様な企業が参画することで災害時や非常時にも安心できる流通網が確保されています。

この記事では、安価で手に入る備蓄米の随意契約を結ぶ主な企業を一覧にまとめましたので、参考になさって下さいね。

お米の価格高騰が続いていますが、主食であるお米は欠かせませんね。お米の価格安定を切に願うばかりです。

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