流星群2025年一覧/全国おすすめスポットや観測ポイントもご紹介

天体・星空

夜空を彩る美しい天体ショーとして、多くの人々を魅了する流星群。

2025年もさまざまな流星群が出現し、幻想的な光の舞を見せてくれます。

年間を通じて観測できる流星群は数多くあり、特に条件の良い時期には夜空を眺めるだけで流星が次々と流れる光景を楽しむことができます。

この記事では、流星群2025年の一覧や見逃せないおすすめ流星群、さらに全国の観測スポットを地域別に紹介します。

加えて、流星群2025年を快適に観測するためのポイントや、事前に準備しておきたいアイテムについても詳しく解説します。

流星の美しさを存分に堪能するための情報をお届けしますので、天体観測の計画に役立ててくださいね。

流星群2025年一覧

2025年は流星群観測にとって良好な年となる見込みです!

観測が期待される2025年の流星群を一覧にまとめました。

流星群名活動期間ピーク日時方角月明り
(月齢)
観測条件観測推奨日時
しぶんぎ座流星群12月28日~1月12日1月4日00時北東
(月齢4)
良好1月3日深夜~1月4日未明
4月こと座流星群4月16日~4月25日4月22日22時
(月齢24)
良好4月22日深夜~4月23日未明
みずがめ座η流星群4月19日~5月28日5月6日12時東~南東
(月齢8)
比較的良好5月6日未明~夜明け前
やぎ座流星群7月3日~8月15日7月30日22時南~南西
(月齢5)
優良7月30日深夜~7月31日未明
みずがめ座δ流星群7月12日~8月23日7月31日
(月齢6)
優良7月30日深夜~7月31日未明
ペルセウス座流星群7月17日~8月24日8月13日5時北東
(月齢19)
普通8月12日深夜~8月13日未明
10月りゅう座流星群10月6日∼10月10日10月9日4時北西
(月齢17)
10月8日深夜~10月9日未明
オリオン座流星群10月2日~11月7日10月21日21時東~南東
(月齢0)
とても優良10月22日深夜~10月23日未明
しし座流星群11月6日~11月30日11月18日03時
(月齢27)
優良11月17日深夜~11月18日未明
ふたご座流星群12月4日~12月17日12月14日17時北東
(月齢25)
普通12月14日深夜~12月15日未明
こぐま座流星群12月17日~12月26日12月23日01時
(月齢3)
優良12月22日深夜~12月23日未明

多くの主要な流星群が、月明かりの影響が少ない条件下で極大を迎えるそうです。

ただし、人気の高いペルセウス座流星群は月明かりの影響を受ける可能性がありますが、明るい流星が多いため観測は可能です。

10月りゅう座流星群としし座流星群では、ダストトレイルとの接近が予想され注目です。

ダストトレイルとは?
  • 彗星や小惑星が太陽の熱で塵や粒子を放出し、それが軌道上に帯状に広がったもの。
  • 地球の軌道と交差することで流星群が発生します。
  • 流星群のピークや活動強度は、ダストトレイルの分布を基に予測可能。

流星群は、彗星が残した塵の道(ダストトレイル)が生み出す天体ショー。

流星群2025年の一覧を参考に、美しい天体ショーを逃さず楽しみましょう!

2025年おすすめ流星群一覧

以下の流星群は、月明かりの影響が少ないことや放射点の位置が適切であることから、2025年の観測条件が特に良好です!

◇◇◇2025年おすすめ流星群一覧◇◇◇

しぶんぎ座流星群ピーク日時: 1月4日 0時頃
観測条件: 月明かりの影響がなく、3日22時頃から4日明け方まで良好。
観測可能な流星数: 1時間に最大50個程度
オリオン座流星群ピーク日時: 10月21日 21時頃
観測条件: 月明かりの影響がなく、ピーク前後1~2日も良好。
観測可能な流星数: 1時間に15~20個程度。
しし座流星群ピーク日時: 11月18日 3時頃
観測条件: 月明かりの影響がほとんどなく、放射点の位置も高いため最適。
観測可能な流星数: 1時間に15~20個程度。
こぐま座流星群ピーク日時:12月23日 1時頃
観測条件:月明かりの影響が少なく、観測条件が良好。
観測可能な流星数:1時間に最大10個程度

2025年は、天体観測を楽しむ絶好のチャンスです!

ぜひスケジュールを調整して、夜空の天体ショーを楽しんでくださいね。

流星群2025年全国おすすめスポット

全国の流星群観測のおすすめスポットをご紹介します。

流星群2025年の一覧や観測ポイントを参考に、ベストな状態で美しい夜空のショーを楽しみましょう!

ちょっと遠出のキャンプをしながら夜空を眺めるのもいいですね。

北海道

1.知床しれとこ・知床峠展望台(北海道)

  • 特徴: 広大な自然と開けた視界で光害がほぼない。
  • 魅力: 夜の暗さを活かしてクリアな星空が楽しめる。

2.十勝岳望岳台とかちだけぼうがくだい(北海道)

  • 特徴: 標高が高く光害が少ない。
  • 魅力: 澄んだ空気で流星群観測に最適。

3.しかりべつ湖コタン(北海道

  • 特徴: 氷上露天風呂から星空を眺めることが可能。
  • 魅力: 冬限定の特別な観測体験。

4.糠平湖ぬかびらこ(北海道)

  • 特徴: 大雪山国立公園内で光害が少ない。
  • 魅力: 湖面に映る星空が幻想的。
  • 展望台: 湖岸の展望台から広い夜空を見上げられる。

5.美瑛びえいの丘(北海道)

  • 特徴: 広大な丘陵地帯が広がり、視界が開けている。
  • 魅力: 丘の稜線越しに流れる星々を楽しめるロマンチックなスポット。

東北

1.奥入瀬おいらせ渓流ホテル(青森県)

  • 特徴: 周囲に人工光が少なく、静寂な渓流の音が楽しめる。
  • 魅力: 冬季は澄んだ空気の下で鮮明な星空を堪能。

2.葦毛崎あしげざき展望台(青森県)

  • 特徴: 太平洋に面し、遮るものがない広い視界。
  • 魅力: 天体ファンにも人気で、広範囲の空を観測可能。

3.鳥海高原花立ちょうかいこうげんはなだて牧場公園(秋田県)

  • 特徴: 環境省認定の星空スポットで全国2位の実績。
  • 魅力: 肉眼で天の川が見え、星空観賞会や天文イベントが開催される。

4.鹿角平かのつのだいら天文台(福島県)

  • 特徴: 標高708mの丘の上にあり、光害が少なく視界が広い。
  • 魅力: 望遠鏡を使った観望会があり、初心者にもおすすめ。

5.秋元湖あきもとこ(福島県)

  • 特徴: 湖面に星空が映り込む幻想的な風景。
  • 魅力: 冬は空気が澄み、明瞭な星空を観測可能。

関東

1. 奥多摩湖 大麦代おおむぎしろ駐車場(東京都)

  • 特徴: 都心から離れた場所で光害が少ない。
  • 魅力: 湖面に映る星空が美しく、幻想的な景色が楽しめる。

2. 星と緑の創造センター・堂平どうだいら天文台(埼玉県)

  • 特徴: 標高が高く、空気が澄んでいる。
  • 魅力: 専門的な観測設備があり、天体観測イベントが開催される。

3. 地球の丸く見える丘展望館周辺(千葉県)

  • 特徴: 高台に位置し、視界が広い。
  • 魅力: 明かりが少なく、満天の星空を楽しめるスポット。

4. 戦場ヶ原 三本松駐車場(栃木県)

  • 特徴: 空が広く開け、天の川が肉眼で見える。
  • 魅力: トイレや自動販売機があり、快適に観測可能。

5. プラトーさとみ牧場(茨城県)

  • 特徴: 適度に暗く、空を遮るものが少ない。
  • 魅力: 天の川が見え、広い駐車場で快適に観測可能。

中部・北陸

1.阿智村あちむら(長野県)

  • 特徴: 「日本一星空が美しい村」として有名。
  • 魅力: 満天の星空を楽しめる人気の観測スポット。

2.道の駅「つぐ高原グリーンパーク」(愛知)

  • 特徴: キャンプ場やバンガローでアウトドアを楽しみながら観測可能。
  • 魅力: 駐車場やトイレなど設備が整い快適。

3.福井県自然保護センター(福井県)

  • 特徴: 自然豊かな環境で光害が少ない。
  • 魅力: 静かな環境でじっくり観測できる。

4.ホテル立山(富山県)

  • 特徴: 標高2,450mの高地に位置するリゾート施設。
  • 魅力: 澄んだ空気とホテルスタッフによる星空観察会が魅力。

5.石川県柳田星の観察館「満天星」(石川県)

  • 魅力: プラネタリウムや天文台を併設し、学びながら楽しめる。
  • 特徴: 全国有数の星の観測スポット。

近畿・関西

1.みさと天文台(和歌山県)

  • 特徴: 標高430mで空気が澄んでいる。
  • 魅力: 肉眼で天の川が見られる貴重なスポット。流星群観望会も開催される。

2.フォレストパーク神野山こうのやま(奈良県)

  • 特徴: 標高618mの山頂で360度の視界が広がる。
  • 魅力: 関西を代表する天体観測スポット。

3.西はりま天文台(兵庫県)

  • 特徴: 世界最大級の望遠鏡「なゆた」を備える天文台。
  • 魅力: 専門スタッフの解説や天体観望会があり初心者にもおすすめ。

4.ちはや園地・ちはや星と自然のミュージアム(大阪府)

  • 魅力: 自然豊かなロケーションでリラックスしながら観測可能。
  • 特徴: 光害が少なく、静かな環境。

5.丹後海と星の見える丘公園(京都府)

  • 特徴: 丹後半島に位置し、広がりのある視界。
  • 魅力: 星空観測のための設備が充実。

中国・四国

1.美星びせい天文台(岡山県)

  • 特徴: 国内最大規模の公開天文台。光害防止条例によって守られた星空を誇る。
  • 魅力: ペルセウス座流星群観察会など、初心者から上級者まで楽しめるイベントが充実。

2.鳥取市さじアストロパーク(鳥取県)

  • 特徴: 口径103cmの大型反射望遠鏡を備える。
  • 魅力: 宿泊施設が併設されており、長時間の観測にも便利。

3.久万くま高原天体観測館(愛媛県)

  • 特徴: 口径60cmの反射望遠鏡とプラネタリウムを併設。
  • 魅力: 四国の澄んだ空気と高原ならではの広い視界で、星空を存分に楽しめる。

4.梶ヶ森かじがもり天文台(高知県)

  • 特徴: 標高1230mに位置し、光害がほとんどない。
  • 魅力: 山荘で宿泊しながら、静かな環境で流星群観測が可能。

5.阿南あなん市科学センター(徳島県)

  • 特徴: 四国最大の口径113cmを誇る大型天体望遠鏡を保有。
  • 魅力: 専門的な解説が充実し、天文ファンにとっては見逃せない観測スポット。

九州

1.星野村 星のふるさと公園(福岡県)

  • 特徴: 九州最大級の口径100cmと60cmの反射望遠鏡を持つ天文台がある。
  • 魅力: 街灯が少なく、視界が広がる理想的な観測地。夏から秋には天の川も観測可能。

2.南阿蘇ルナ天文台(熊本県)

  • 特徴: 九州最大級の82cm天体望遠鏡を備えた私設天文台。標高600mに位置。
  • 魅力: 澄んだ空気と標高の高さから、満天の星空が楽しめる。観測イベントも開催される。

3.JX金属関崎せきざきみらい海星館(大分県)

  • 特徴: 海と星空の組み合わせが楽しめるスポット。大型天体望遠鏡を備える。
  • 魅力: 海辺での静かな観測体験と、夜空と海の幻想的なコラボレーション。

4.北きりしまコスモドーム(宮崎県)

  • 特徴: 60cmと20cmの大型望遠鏡を備えた施設。毎週土日の天体観測体験が可能。
  • 魅力: 「星空の美しいまち日本一」に5回選出された小林市に位置し、理想的な観測条件が整っている。

5.奄美市あやまる岬(鹿児島県)

  • 特徴: 開けた視界で流星群観測に適している。
  • 魅力: 奄美の美しい自然と夜空を満喫できる。

沖縄

1.辺戸岬へどみさき(本島)

  • 特徴: 沖縄本島最北端で、広がる水平線と星空が魅力。
  • 魅力: 遮るもののない空間で、壮大な星空を満喫できる。

2.国頭村くにがみそん森林公園(本島)

  • 特徴: 設備が充実し、ファミリーでも訪れやすい環境。
  • 魅力: 周囲に明かりが少なく、星空観察に最適。

3.残波岬ざんぱみさき(本島)

  • 特徴: 広い駐車場と整備された公園を備える。
  • 魅力: サンセットと星空の両方を堪能できる絶好の場所。

4.石垣島天文台(離島)

  • 特徴: 日本初の「星空保護区」内に位置し、専門的な観測機材を使用可能。
  • 魅力: ペルセウス座流星群のライブ中継などが行われる。

5.波照間島はてるまじま星空観測タワー(離島)

  • 特徴: 日本最南端の有人島にあり、南十字星の観測に最適。
  • 魅力: 天文台の設備と島全体の光害の少なさで、星空観測の理想的な環境。

流星群2025年観測ポイント

全体的に2025年は、流星群観測にとって良好な年になると予想されています。

観測のポイントを押さえて快適に楽しんでくださいね。

観測のポイント
  • 流星群の活動ピーク時刻を狙う
  • 放射点の高さを確認
  • 月明かりを避ける
  • 観測場所を選ぶ
  • 暗順応が大事
  • 広い視野で観察

観測ポイントでは、特に「ピーク時刻」「放射点の高さ」「月明かり」に意識しましょう。

流星群の活動ピーク時刻を狙う

  • 流星群の活動が最も活発になる「極大」ピーク時刻をチェックしましょう。
  • 極大の前後数時間も観測に適しているので、柔軟な計画を心がけましょう。
  • 年による微妙な差にも注意です。

放射点の高さを確認

  • 放射点が高い時間帯に観測することで、より多くの流星が観測可能です。
  • 星座アプリや天文台情報を活用して、放射点の位置を把握すると良いでしょう。
放射点とは?

流星群が夜空に広がる際の出発点のようなもので、高度が上がるほど流星が出現する範囲が広がります。

月明かりを避ける

  • 新月や月が沈む時間帯が観測に最適
  • 月明かりが強い日は暗い流星が見えにくいので、月齢や月の出没時刻を確認して観測計画を立てましょう。

観測場所を選ぶ

  • 街明かりの少ない郊外や山間部小高い丘や海岸など視界が広く開けた場所が理想的です。
  • 視界を遮る高い建物がない環境を選びましょう。

暗順応が大事

15~30分間暗い場所で目を慣らすと、暗い流星を見つけやすくなります。

広い視野で観察

  • 流星は放射点付近だけでなく、夜空全体に出現します。
  • 空全体を見渡すように心がけましょう。

流星群は、望遠鏡や双眼鏡がなくても肉眼でも見ることができます

適切な場所と準備を整えて、快適に流星観測を楽しんでくださいね。

準備するとよい物

観測のための用具
  • 懐中電灯(赤いセロファンを付けたもの)
  • 時計
  • 星座早見盤、星座アプリ
  • 方位磁針

流星群は、明かりの少ない暗がりの場所で観測するので、足元を照らすために懐中電灯を用意しましょう。

懐中電灯は、赤いセロファンを付けておくとよいですよ。

なぜ懐中電灯に赤いセロファン?

夜間視力(暗順応)を維持するためです。

暗い場所で目が暗さに慣れることを「暗順応」といいますが、普通の白い光を使うとこの暗順応がリセットされてしまいます。
赤い光は目に優しく、暗順応をほとんど邪魔しないため、暗い環境でも周囲を照らしながら視力を維持できます。

作り方は簡単で、懐中電灯に赤いセロファンを巻き付けるだけですよ。

星座アプリは、スマートフォンを使って天体観測を楽しむための便利なツールです。

2025年現在、ほとんどのアプリが無料で利用できます。

おすすめ星座アプリ

Stellarium Mobile
スマホを夜空にかざすだけで、星や惑星、星座をリアルタイムに識別できる無料アプリ。3Dレンダリングや高度なズーム機能を備え、本格的な天体観測が可能。

Star Walk 2 Ads+
現在地から見える星座や天体の位置を確認できる無料アプリ。シンプルな操作で星空を楽しめるため、初心者にもおすすめ。

どちらもiOS・Android対応で、手軽に星座観測ができる便利なツールです。

快適な観測のための装備
  • レジャーシート
  • 折りたたみ椅子や簡易ベッド
  • ネッククッション
  • 寝袋

流星群の観測は、広い視野でじっくり観測するのがポイントです。

寝転がり楽な姿勢で観測しましょう。

快適な観測のため準備をして楽しんでくださいね。

防寒・防虫対策
  • ひざ掛けやホッカイロなどの防寒グッズ
  • 虫除けスプレーや虫除けリング
  • 長袖長ズボン

寒い時期はもちろんのこと、暖かい時期でも山間部や海辺などは、日が暮れると気温がぐんと下がるので、防寒対策をしておくと安心です。

その他・撮影用
  • クマよけの鈴
  • 筆記用具
  • 双眼鏡
  • 飲み物、軽食
  • カメラ、三脚、充電器

クマ除けの鈴や充電器なども準備しておくと安心ですね。

準備を整えて、快適に観測を楽しんでくださいね!

まとめ

流星群は、夜空に描かれる幻想的な光のショーとして多くの人々を魅了します。

2025年も、しぶんぎ座流星群やオリオン座流星群など、見逃せない流星群が数多く出現します。

北海道から沖縄まで、日本各地には流星群2025年の観測に適したスポットが点在しており、地域ごとの特性を活かした楽しみ方が可能です。

当記事を2025年の流星群の観測プランを立てる際にお役立てくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました